暇なときにでも

日々起きた出来事やふと思いついたことを書きます。たまに本、映画、広告のことも。

忘れた頃に奴はでる

どうも、給料はカラムーチョでもらってます。

 

忘れた頃に出るんですよこいつは。

 

お財布界の革命児“ボーナス”。

 

こいつの存在を完全に忘れてたせいで残高照会見た時に

 

こ、このATM壊れてる…!!って思いましたからね。

 

係員に話してたらあわや頭のおかしい奴になるところでした。

 

これで長かった地獄の干し芋生活からも抜け出せます。

 

やたら引っ越し費用が重みまくって大変だったんですよ。

 

しみじみ思いますね。

 

あぁ、世の中で大切なものはお金だったんだなぁ、って。

 

なんてこと考えてるやつには罰が当たりますから!!

 

現に自分はせっかくの休日に風邪ひいて寝込んでますから!!

 

寒さで風邪をひくなんてありえないと思ってたんですよ。

 

手を洗わないと菌が体内に入って風邪をひくとかは分かりますよ。

 

でも寒いからってなんだよと。

 

寒いからって突然体内に菌が現れるのかと。

 

悟空かよと。瞬間移動的な技持ってんのかと。

 

そうやってたかをくくってたらまんまと風邪を引いたわけなんですけど。

 

体中の関節がいたいです。たぶん悟空います。

 

なのでみなさんも寒さには気をつけてください。

 

寒いと風邪を引くみたいですので。

みんなで包めば怖くない

今からみなさんにある質問をします。

 

その問いに対するみなさんの答えはもう自分には予想ができてます。

 

なのでこうしましょう。

 

みなさんの出した答えを自分の説得によって正反対の答えに変えてみせます。

 

では、問います。

 

『結婚式のご祝儀にハッピーターンを包むのはありかなしか』

 

はい。

 

みなさんの出した答えはおそらく“なし”でしょう。

 

ありと答えた方は妖怪体操でも踊ってて下さい。

 

果たしてほんとうになしでしょうか。

 

まずは両者のイメージの比較してみて下さい。

 

金一封と聞けば聞こえはいいかもしれませんが中身は金です。

 

金って汚いイメージが強くありませんか。

 

清廉潔白な結婚式という場に汚いというイメージは相応しくないですよ。

 

対してハッピーターンはどうでしょう。

 

名前からしハッピーターンですよ。

 

もうこれ以上結婚式に相応しいイメージは存在しませんよ。

 

ちなみにハッピーターンのターンは人生の折り返し地点。

 

つまり結婚はゴールではなく残りの半分は二人で頑張っていけよというエールなわけですよ。

 

即興で考えたわりには中々じゃないですか。

 

あとハッピーターン美味しいですし。

 

お金は美味しくないですし。

 

すいません、少し攻めすぎてしまいました。

 

ここでまた同じ問いをしてもあり以外の答えにならないことは分かっています。

 

なので公平な判断を期すためにあえてハッピーターン唯一の弱点も挙げます。

 

それはお金と比べてかさばることです。

 

そのため、この分厚さ・・一体いくら包まれてるんだ・・。

 

という無駄な期待感を相手に抱かせてしまう可能性がありますよね。

 

それはこちらとしても心苦しいところではあります。

 

しかし、そんな心苦しい思いをしても包みたいものがあるんです。

 

そう、それが、ハッピーターンなんです。

 

もう確認するまでもありませんね。

 

みんなで包みましょう、ハッピーターンという幸せの欠片を。

 

最後の欠片は、お前らで作っていくんだぜ、てね。

 

それでは最後に注意事項をひとつ。

 

間違えてばかうけ包んで縁切られてもおれは知りません。

近未来おれおれ詐欺

~Part1~

 

ガチャッ。

 

おじいちゃん「はい、もしもし」

 

詐欺師「わんわん!」

 

おじいちゃん「ごん太か?」

 

詐欺師「そうだわん!」

 

おじいちゃん「おー、元気にしとったか?」

 

詐欺師「それがちょっと困ったことになってるんだわん…」

 

おじいちゃん「何かあったのか?」

 

詐欺師「バイク事故にあって今すぐにでも前足の手術代が必要なんだわん…」

 

おじいちゃん「それは大変だ!いくら必要なんだ?」

 

詐欺師「50万くらいあれば足りると思うわん」

 

おじいちゃん「そうか、待っとれすぐに用意してやる!」

 

詐欺師「本当かわん!今から言う口座に振り込んでほしいわん!」

 

おじいちゃん「ばあさん!ごん太が大変なんだ!今すぐお金を!」

 

おばあちゃん「何言ってんだい、ごん太なら今家に遊びにきてるじゃないか」

 

ごん太「にゃー」

 

おじいちゃん「…」

 

詐欺師「…」

 

…。

 

詐欺師「前足治った気がするわん!それじゃあわん!」

 

ガチャッ。

 

このようなわんわん詐欺にはくれぐれもご注意ください。

 

~Part2~

 

ガチャッ。

 

おじいちゃん「はい、もしもし」

 

詐欺師「にゃーにゃー!」

 

おじいちゃん「タマか?」

 

詐欺師「そうだにゃ!」

 

おじいちゃん「おー、元気にしとったか?」

 

詐欺師「それがちょっと困ったことになってるんだにゃ…」

 

おじいちゃん「何かあったのか?」

 

詐欺師「バイク事故にあって今すぐにでも前足の手術代が必要なんだにゃ…」

 

おじいちゃん「それは大変だ!いくら必要なんだ?」

 

詐欺師「50万くらいあれば足りると思うにゃ」

 

おじいちゃん「そうか、待っとれすぐに用意してやる!」

 

詐欺師「本当かにゃ!今から言う口座に振り込んでほしいにゃ!」

 

おじいちゃん「ばあさん!タマが大変なんだ!今すぐお金を!」

 

おばあちゃん「何言ってんだい、タマはもう…去年の夏に交通事故で…」

 

…。

 

おじいちゃん「分かっとるさ、そんなこと、分かっとる」

 

詐欺師「…」

 

おじいちゃん「これはタマのことを守れなかった、自分勝手な償いなんだ」

 

おばあちゃん「あれはおじいさんのせいじゃないわ!」

 

おじいちゃん「わしがあのとき目を離したから!」

 

おばあちゃん「そんなこと!」

 

おじいちゃん「全部わしのせいなんだ!」

 

詐欺師「それは違うにゃ!!」

 

おじいちゃん「タマ…」

 

詐欺師「ぼくがねこじゃらし目当てに不注意にも道路を渡ろうとしたんだにゃ。

 

おじいちゃんはそれに気付くとすぐにぼくを止めようとしてくれたにゃ。

 

でもぼくはそれを無視して道路に飛び出したにゃ…。

 

だから、だからおじいちゃんは何も悪くないんだにゃ!!」

 

おじいちゃん「わしを、許してくれるのか…?」

 

詐欺師「もちろんだにゃ。そもそも初めからこれっぽっちも恨んでなんかなかったにゃ」

 

おじいちゃん「ありがとう…ありがとうな…」

 

詐欺師「お金ももう必要なくなったにゃ」

 

おじいちゃん「そうなのか?」

 

詐欺師「おじいちゃんが元気でいてくれたらそれでいいにゃ」

 

おじいちゃん「そうか…うっ!!」

 

詐欺師「おじいちゃん!?どうしたにゃ!!」

 

おばあちゃん「おじいさん!!まさか持病が!!」

 

詐欺師「持病!?早く救急車を呼ぶにゃ!!」

 

おばあちゃん「今回ばっかりは助からないかもしれない…」

 

詐欺師「そんな、どうしてにゃ!」

 

おばあちゃん「手術代を…払えないから…」

 

詐欺師「…いくらにゃ?」

 

おばあちゃん「500万…」

 

…。

 

おれが今までに詐欺で稼いできた金は500万とちょっと。

 

はは、柄にもなく運命ってやつを感じてしまう。

 

まぁ、残念なことにこれ以上有意義な使い道は見つかりそうもない。

 

詐欺師「お金の心配はいらないにゃ」

 

おばあちゃん「え…?」

 

詐欺師「いいからおじいちゃんに手術を受けさせるにゃ!!」

 

おばあちゃん「どうゆ…

 

ガチャッ。

 

…。

 

その後。

 

『手術代にはこれを使うにゃ』

 

というメモと共に500万の札束をおじいさんの家の前に置いてきた。

 

手術は成功したのだろうか。

 

そもそも手術は行われたのだろうか。

 

それは分からないし確かめる気もない。

 

もしかしたらこの話のオチは。

 

騙そうとしていたおれが逆に騙されてしまったということなのかもしれない。

 

そうだとしたら実に滑稽な話だ。

 

われながら最高に情けない話だ。

 

でもそんなことはどうだっていい。

 

誰かに騙されようが。

 

結果的に損をしようが。

 

自分の行動に自分で納得できていれば。

 

それでいいんだ。

 

それに…。

 

あの家に行ったときに友達もできたしな。

 

ごん太「にゃーにゃー!」

 

~完~

猫田猫造ファイル

※今回も完全にホラーテイストです。

 

私の名前は猫田猫造。

 

ただし偽名である。

 

なぜ偽名を使っているかは後で説明するとしよう。

 

仕事はフリーのライターをやっている。

 

これは次に書く原稿の下書きのようなものだ。

 

今回は“ある島”のことについて書こうと思う。

 

私の聞いた話によるとその島は“猫島”と呼ばれているそうだ。

 

文字通り猫島にはたくさんの猫が住んでいてその数は人間よりも多いのだという。

 

私はそんな猫島に興味を引かれた。

 

いや、何かが引っかかったというべきか。

 

さておき。

 

まずは猫島に行ったことがあるという人物を探すことにした。

 

その人物は案外すぐに見つかり取材をさせてもらえることになった。

 

私は尋ねた。

 

「猫島とはどんな場所なんですか?」

 

彼は語った。

 

「まるで天国のようなところですよ」

 

その後もいくつか質問をしたがどれも似たような答えが返ってきた。

 

私は取材中ずっと奇妙な違和感を抱えていた。

 

それが何なのかは分からない。

 

分からないからこその違和感なのかもしれない。

 

取材も終わり解散を提案しようとする前に。

 

私は彼に最後の質問をした。

 

「お宅の猫ちゃんは可愛いですか?」

 

彼は答えた。

 

「家で猫は飼ってませんよ」

 

彼の持つ袋の中には大量のキャットフードが見えていた。

 

後日、私はどうしても彼のことが気になり探りを入れてみることにした。

 

調べを進めていく内に彼のことをよく知るという友人達から話を聞けることになった。

 

「彼は猫島に行ってから変わってしまった。

 

猫島に行くまではあんなに猫背じゃなかったのに」

 

続いて他の友人達からも同様に彼の変化を語ってもらった。

 

「この前一緒に食事をしたら肉派から魚派に変わってたんですよ」

 

「家に遊びに行ったら猫ひろしグッズで溢れ返っていました。

 

猫ひろしのファンだったなんて今まで聞いたことありません」

 

友人たちの証言には一つの共通点があった。

 

これらは全て猫島に行ってからの変化ということだ。

 

つまり彼は猫島に行くことで何らかの影響を受けたのであろうと考えられる。

 

そこで私はこれまでの情報を整理し一つの仮説を立てた。

 

―猫島には人間よりも猫の方が多い。―

 

―猫島から帰ってきた彼はまるで別人のようだった。―

 

―そう、それはまるで、猫のように―

 

あまりにも突拍子もなく、現実味のない仮説だが。

 

どうか驚かずに聞いてほしい。

 

『彼の正体は猫島の猫だったのではないか』

 

こんなことあり得るはずがない。

 

だがこう考えればすべての点は線となり辻褄が合ってしまう。

 

私はこれまでの経験からあり得ないなんてことはあり得ないということを学んでいる。

 

真相を確かめるには私も猫島に行くことで実際にこの目で確かめるしかないだろう。

 

…。

 

迂闊だった。

 

どうしてもっと早く気付けなかったのか。

 

…。

 

もし私の仮説が正しかったとするならば。

 

もし彼の正体が本当に猫島の猫だったとするならば。

 

私は彼に“会って”しまっている。

 

“猫としての彼”に会ってしまっている。

 

私は彼の友人たちから話を“聞いて”しまっている。

 

“彼に対して疑念を持って”友人たちから話を聞いてしまっている。

 

彼は気付いているかもしれない。

 

彼は私が気付いているということに気付いているかもしれない。

 

私は明日にでも猫島の調査に乗り出す予定だった。

 

だがその予定が実行されることはないだろう。

 

編み物なんてした覚えもないのに床には毛糸玉が転がっている。

 

玄関には見知らぬ長靴が置いてあった。

 

買った覚えのない三毛猫ホームズのDVDボックス。

 

おそらくは、そうゆうことなのだろう。

 

猫島の調査は今この文章を読んでくれているあなたに任せるとしよう。

 

私はもうこ

 

 

 

 


なんてな。

 

楽しんでもらえただろうか。

 

私は何事も無くピンピンしている。

 

今まで書いてきたことは全て私の妄想上での出来事だ。

 

猫島がそうゆう場所だったら面白そうだと思って書いてしまった。

 

明日にはちゃんと猫島に行って記事を書こうと思う。

 

では、また。

 

 

 

 

コメントが一件あります。

 

 

 

 


―――――――――――――――
匿名希望
あなたはなんで偽名を使ってたんですか?
―――――――――――――――
管理人
>匿名希望さん
何のことですか?
私の名前は猫田猫造ですよ。

―――――――――――――――

 

数秒後、このサイトは閉鎖された。

おれの家の留守電

※今回はホラーテイストなのでご注意下さい。

 

「ただいまー」

 

といっても家には俺の他に誰もいない。

 

まぁ一人暮らしなんだから当たり前か。

 

ん?留守電入ってるのか。

 

一応聞いておくか。

 

『留守番電話、5件、です』

 

多いな。

 

いったい誰から何の用事だ?

 

『1件目を、再生、します』

 

「もしもーし!おれでーす!

 

今は飲み会にて飲みまくってまーす!

 

ではまたかけまーす!」

 

『1件目は、以上、です』

 

そうか。

 

そういえばおれは酔うと自分の家に電話をかけるくせがあったな。

 

『2件目を、再生、します』

 

「ただいま二軒目の居酒屋にてハシゴしてまーす!

 

このまま勢いで由美ちゃんに告白しちゃおうかなー!」

 

『2件目は、以上、です』

 

完全に悪酔いしてるな…。

 

『3件目を、再生、します』

 

「えー、残念ながら振られてしまいました…。

 

でもこれぐらいじゃ諦めない!おれは不死身だー!」

 

『3件目は、以上、です』

 

本当におれ告白したのか…。

 

セクハラとかしてないだろうな…。

 

『4件目を、再生、します』

 

「部長のものまねしまーす!

 

何度言ったら分かるのかね!やる気あるのかね!」

 

『4件目は、以上、です』

 

ちょっと似てるのが腹立つな…。

 

『5件目を、再生、します』

 

「これから一発芸ガードレール渡りに挑戦しまーす!」

 

「やめときなさいよ!」

 

「もうお前フラフラじゃねーか!」

 

「大丈夫大丈夫!ぴょんぴょんぴょーんと!あっ・・」

 

「ちょっと!トラックきてるわよ!!」

 

「おい止まってく・・!!」

 

ファァァァァァァァァァァァン!!!!

 

ッッッッッッッッッッッッッッ!!!!

 

『5件目は、以上、です』

 

どうゆうことだ…。

 

おれはトラックに轢かれたのか…?

 

それじゃあおれは…。

 

 

おれは。

 

 

おれは。

 

 

おれは。

 

 

すでに。

 

 

すでに。

 

 

すでに。

 

 

死んでいるのか?

 

 

 

 


プルルルルル。

 

 

プルルルルル。

 

 

プルルルルル。

 

 

『はい、おれです。ただいまおれは留守にしております。

 

御用のある方はピーという発信音の後にご用件をどうぞ』

 

 

 

 


「うっそでーす!!生きてまーす!!

 

びっくりした?自分で自分に仕掛けたどっきりでしたー!!

 

後で自分で聞くのが楽しみでーす!それではこれから帰りまーす!」

 

 

 

 

 

 

 

そうか、おれはもうすぐ帰ってくるのか。


俺は鞄から包丁を取り出した。

JKと対決するときに気をつけること

JK。

 

またの名を女子高生。

 

大地を創造し、天候を支配し、時の流れを司る存在。

 

もはやこの世の全てを統べる者と言っても過言ではない。

 

何人たりとも彼女達に逆らうことは許されない。

 

まさに最強。ゆえに無敵。

 

今回はそんなJKに正面から立ち向かった勇敢な男の物語である。

 

事の始まりはバイト先の本屋に新人が入ってきたことから始まる。

 

おれ「最近入った新人さんってどんな人ですか?」

 

店長「聞いて驚くなよ・・JKだ」

 

おれ「とうとうこの長かった暗黒時代も終わりを告げるんですね」

 

というのもそれまでに入ってきた新人が立て続けに男のみだったので

 

異様なまでに女子率が低かったという経緯があります。

 

そんな飢えに飢えまくった野郎共の中に突如JKが舞い降りたというわけです。

 

しかしおれはシフトの都合上そのJKとは会えないまま日々が過ぎていきました。

 

それでもバイト仲間から嫌でも情報は入ってきます。

 

「守りたい、あの笑顔」

 

「時給100円アップするよりも嬉しい」

 

などなど。

 

そこでおれは思いました。

 

JKだからってチヤホヤしすぎるのはいかがなものかと。

 

その子にとっても店のためにもよくないんじゃないかと。

 

ここはその子に会ったらガツンと厳しめのことを言ってやろうと心に決めました。

 

そしてシフトの変更により戦いの時は訪れます。

 

他のみんなは神様のように扱ってくれてたかもしれないけどおれは違うからな!!

 

今日は社会の厳しさってもんを教えてやるから覚悟しておけ!!

 

事務所にて気合いを入れいざJKの待つレジへと向かいます。

 

おれ「初めまして。JK(仮)さんですか?」

 

JK「はい!JK(仮)です!よろしくお願いします!」

 

おれ「・・・」

 

JK「ん?」

 

おれ「・・・」

 

JK「どうしたんですか?」

 

解説しましょう。

 

この時はおれは幻覚を見させられています。

 

JKの笑顔を直視してしまったのが運の尽きでした。

 

なんとそのときのJKの笑顔からキラキラした粒子が放出されてたんです。

 

ドラマとかでよく見るあれです。

 

おれの頭おかしくなったんじゃないかとお思いでしょう。

 

頭おかしくなったんじゃないんです。

 

たしかにこの目で見たんです。

 

それを見た瞬間に疲れがふっと消えて気付いたらお花畑にいました。

 

たぶんまだ科学的には解明されていないんでしょうがそのキラキラした粒子は実在すると思います。

 

きっとこの粒子は世界平和への架け橋となるはずです。

 

学名が決まるまでおれはあの粒子のことを“JKフラッシュ”と呼ぶことにしました。

 

みなさんもJKと対決するときはJKフラッシュに気をつけてください。

 

たぶんあれ伝説の防具とかじゃないと防げないんで。

からあげにはポン酢を

「待て、許可証を見せろ」

 

「…よし、通っていいぞ」

 

豚肉「ご苦労様です」

 

「待て、許可証を見せろ」

 

「…よし、通っていいぞ」

 

タマネギ「よろしゅうに」

 

「待て、許可証を見せろ」

 

「…よし、通っていいぞ」

 

ピーマン「うっす」

 

「待て、許可証を…はっ!失礼いたしました!どうぞお通り下さい」

 

お酢「うむ」

 

「待て、許可証を見せろ」

 

「…よし、通っていいぞ」

 

片栗粉「いつも大変ですねぇ」

 

「いや待て、止まれ!」

 

片栗粉「…」

 

「その積み荷は何だ?」

 

片栗粉「やだなぁ、ただの予備の食材ですよ」

 

「中身を確認しろ!」「はい!」

 

片栗粉「な…!やめてくだせぇ!!」

 

バサッ!!

 

パイナップル「はっ!」

 

「お前は…!パイナップルの酢豚への密入国は重罪だぞ!捕えろ!」

 

パイナップル「見逃してくれ!おれには妻と息子がいるんだ!」

 

「知ったことか!トロピカルジュースに連行しろ!」

 

パイナップル「そ、そんな…!!パナ美―!!パナ彦―!!」

 

片栗粉「すまねぇ…すまねぇ…」

 

…。

 

酢豚に限らず食材たちの密入国は後を絶たない。

 

ポテサラのリンゴ、カレーのジャガイモ。

 

彼らは何を思い罪を犯すのか。

 

彼らには彼らなりの考えがあるのかもしれない。

 

しかしそのために多くの市民を危険に晒すわけにはいかないと捜査官は語る。

 

いつの日か彼らと歩み寄れるときがやってくるのだろうか。

 

そんな日がくることを私は願うばかりである。

 

――食材警察24時――終――