勘違いから始まる何か
友人「中学の頃はよく“この子おれのこと好きなんじゃね?”って勘違いしたよな」
おれ「あったあった」
友人「みんな経験してるのがメールの絵文字でハートマークだよな」
おれ「あれが特に深い意味もなく使われてることに気付くのに三年かかったわ」
友人「告白されたら何て答えようかとか必死に考えてたのにな」
おれ「件名に勘違いすんじゃねーぞ豚野郎ぐらい入れてくれないと分からないって」
友人「その件名で内容にハートマーク使われてたら逆に勘違いするんじゃね」
おれ「たしかに」
このように男子というのは女子のささいな行動から独自の解釈をして勝手に勘違いしちゃうトゥーシャイシャイボーイなわけです。
そこで今回はその行動の例をレベルごとに紹介していくので
女性の方はこれを参考に男子に対する行動に線引きをして
むやみに勘違いさせて哀れな犠牲者を出さなよう心掛けて頂きたい。
※以下の例は友人とおれが出し合ったものです。
どっちがどれを考えたかはお互いの尊厳を守るためにあえて伏せます。
ではご覧ください。
レベル1
『レシートを渡すときに手をぎゅっ』
これは人類の永遠のテーマでもありますね。
旧石器時代から議論されていたんじゃないかという説もあります。
店員さんが欲望の赴くままスタンドプレーに走っているのか。
それとも店のマニュアルに従順に従っているだけなのか。
前者だった場合勘違いではなくなるわけですから男子側の言い分も通らなくはないです。
よってこの勝負引き分けということで低いレベルに位置付けさせてもらいました。
レベル2
『お会計のときにありがとうございましたを言った後で店を出るときにもう一度ありごうございましたを言う』
まだみなさんの理解の範疇は超えてないと思います。
一回目は接客としてのありがとうございましたを言うのは分かります。
じゃあ二回目は何なのってなりますよ。
ここで勘違いすることに長けた猛者たちはこう考えます。
あの人と出会う運命を用意してくださってありがとうございますと神様にお礼を言ってるんじゃないかと。
フォローするのも苦しくなってきたので先程よりレベルを上げました。
レベル3
『落とした物を拾ってくれる』
物を落とす。
↓
拾ってくれる。
↓
あれ、この子おれのこと好きなんじゃね?
この三段論法ですよ!!
世の中には理屈だけでは推し量れないこともあるんですよ!!
ばーか!ばーか!
レベル4
『目が合う』
ここまでくるとちょっとしたホラーですね。
都市伝説程度に考えてもらえれば大丈夫です。
おれが女の子だったとしてこんなこと言われたらそいつの目薬にタバスコを混入させてたと思います。
というわけで、少しは勘違い男子の生態を分かって頂けたでしょうか。
実はレベル3の落としたものを拾ってくれるを出したのはおれです。
中学時代のおれはこの考えから派生してある行動に出ました。
今考えればほんとうに馬鹿なことなんですが
歩いてる途中にわざと定期券を落としてそれを拾ってくれた人とあわよくば仲良くなれるんじゃないかという。
その結果どうなったか。
定期券を無くして親にめちゃくちゃ怒られました。
大人の階段上るってこうゆうことなんだって思いました。
そんなおれの黒歴史ベスト3に入る話も盛り込んだところで。
もしかしたらあのとき勘違いさせちゃってたのかも。
と心当たりのある女性の方がいればその人にこんなメールを送ってみてはどうでしょう。
あのときは勘違いさせちゃってごめんね。
は・あ・と。