暇なときにでも

日々起きた出来事やふと思いついたことを書きます。たまに本、映画、広告のことも。

そこにうんこがある限り

最近読んだ絵本

 

『うんちしたのだれよ!』

 

キャッチ―なタイトルですよね。

 

本屋で仕事の調べ物をしているときに見つけて読んでみました。

 

いやべつにさぼってたわけじゃないですから!!

 

給料を頂いてる立場でありながら仕事をさぼるなんてゲスの極みですよ!!

 

…えーと。

 

自分の首を締めすぎて息ができなくなることってあるんですね。

 

そんなわけでこの絵本を読んだんですが。

 

後味が悪くてすごいモヤモヤする内容だったんですよ。

 

というのも簡単に言うと主人公であるモグラ君の復讐劇なんです。

 

ある日モグラ君の頭の上に何者かがうんこをしました。

 

それに気付いたモグラ君が激おこからの犯人捜しをするところから物語は始まります。

 

なかなか犯人を見つけることができずにいると頭の上のうんこにハエがたかってきます。

 

するとハエたちがテイスティングトークを始めて

 

ハエA「あれ、これ犬君のうんこじゃね?」

 

ハエB「あ、それおれも思ったわ」

 

モグラ君「犬君・・?」

 

みたいな火曜サスペンス張りの流れで犯人を特定します。

 

ついに頭の上にうんこをした犯人である犬君への復讐のときです。

 

犬君が寝ている隙にモグラ君は頭の上に登ってうんこをし返します。

 

で、モグラ君は満足して土の中に帰っていきましたで終わりです。

 

これのどこが後味悪かったのかというと。

 

この絵本は“復讐を肯定”してるんですよ。

 

最後のモグラ君の顔なんて完全にダークサイドに落ちてましたし。

 

やられたらやり返すっていうのは必要な場合もあるとは思います。

 

ただこれはおれの個人的な考え方なんですが。

 

人に対して憎悪を向けるのって精神的によくない気がするんですよ。

 

そんな考え方を小さな子どもに定着させてしまうのはまずいんじゃないかなと。

 

っていうモヤモヤです。

 

そもそもモグラ君も頭の上にうんこされたぐらいで……ん?

 

頭の上にうんこされたぐら……あれ?

 

あぁそうか。

 

頭の上にうんこされたらそりゃ怒りますね。

 

結論。

 

人の頭の上でうんこをしてはいけない。