暇なときにでも

日々起きた出来事やふと思いついたことを書きます。たまに本、映画、広告のことも。

最強カクテル go to heven

二人の先輩方と飲みにいったときの話。

 

一人は物静かでクールな先輩。

 

もう一人は話し上手で気配り上手な先輩。

 

お二人とも頼りになる先輩方なのである。

 

一件目ではそこまで飲まずに二件目のBARへと移動することに。

 

f:id:akiyamakaeru:20170528215200j:plain

イメージ図

 

見るからに怪しげな外装。

 

そんな外装からの予想を裏切らない怪しげな店内。

 

マスターもどこか怪しげ。

 

ここで何かとんでもないことが起こる。

 

その予感は見事的中することになる。

 

「この店で一番強いお酒を三つ」

 

席に着いた先輩の第一声。

 

なぜなのか。

 

なぜいきなりチャレンジ精神旺盛なのか。

 

もしかするとすでに先輩はこの店の瘴気に呑まれていたのかもしれない。

 

三人の前に置かれる三つのカクテル。

 

見た目の危険度はそれほど高そうではない。

 

だが自然界において油断は禁物。

 

見た目は可愛いくても中身が恐ろしいやつなんて山ほどいる。

 

先輩はマスターに問いかけた。

 

「これなんて名前なんですか?」

 

「………」

 

先輩の問いかけは空を切った。

 

ここではマスターとのコミュニケーションは禁止されているのだろう。

 

郷に入れば郷に従えというやつだ。

 

「それ、go to hevenですよ」

 

突如、別のお客さんから答えが返ってきた。

 

70年代ヒッピー風の恰好をした男だった。

 

やはり風貌も怪しげ。

 

「へぇー、go to hevenっていうんですか」

 

いや、感心している場合じゃない。

 

直訳すると『天国へ行け』

 

たぶん飲んだら天国行っちゃうやつだこれ。

 

「ゴートゥーヘヴンッ…!!ゴートゥーヘヴンッ…!!」

 

さっきのお客さんが謎のgo to hevenコールを始めた。

 

しかもノリ切れていない若干暗い感じが不気味さを際立出せている。

 

「ゴートゥーヘヴンッ…!!ゴートゥーヘヴンッ…!!」

 

先輩が不敵な笑みを浮かべグラスを持ち上げた。

 

そして一口。

 

くいっ。

 

 

 

…。

 

 

 

「ぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

ここで冒頭の先輩の説明を思い出してほしい。

 

物静かでクールな先輩。

 

訂正します。

 

物静かでクールだった先輩。

 

なぜか機関車になった先輩はトイレへと駆け込んだ。

 

「ゴートゥーヘヴンッ…!!ゴートゥーヘヴンッ…!!」

 

鳴り止まないgo to hevenコール。

 

もう一人の先輩も何かを諦めた顔をしてグラスを持ち上げた。

 

「先輩!今ならまだ引き返せます! 」

 

その言葉が先輩の心へと届くことはなかった。

 

そして一口。

 

くいっ。

 

 

 

…。

 

 

 

「星を…見てくる…」

 

そう言い残し店の外に出た先輩が戻ることはなかった。

 

後に店の前でボロ雑巾のように倒れ込んだ先輩が発見されることとなる。

 

「ゴートゥーヘヴンッ…!!ゴートゥーヘヴンッ…!!」

 

もう、駄目だ…。

 

おれも行くしかない…。

 

くいっ。

 

 

 

――――――ッ!!

 

 

 

f:id:akiyamakaeru:20170528215446j:plain

 

光に包まれていく。

 

どこか懐かしい感覚。

 

目を開くとそこは――――天国。

 

ここが、天国・・。

 

思っていたより黒を基調とした空間だ。

 

あと漫画読み放題。

 

ジュースも飲み放題でシャワー付き。

 

フリータイム1300円。

 

とても漫画喫茶のような天国でした。

 

それではみなさん。

 

お酒は無理をせずに楽しんでください。

 

おやすみなさい。

 

~後日談~

 

go to hevenについて調べてみました。

 

世界一のアルコール度数のスピリタスと世界一のアルコール度数のラッテ・リ・ソッチラを合わせた天にも昇るカクテル。

 

スピリタス:アルコール度数96

 

※ラッテ・リ・ソッチラ:アルコール度数75

 

なるほど。

 

この世には知らない方がいいこともありました。