新感覚な映画鑑賞法
最近観た映画。
※ネタばれ注意です。
『リミット』ロドリゴ・コルテス/監督
簡単なあらすじ。
ある男が目を覚ますと何故か棺の中に閉じ込められていた。
しかもなんと土の中に生き埋めにされていたのだった。
使える物は充電切れ間近の携帯にオイルの尽きかけたライターのみ。
酸素も残り少ない絶望的な状況で果たして男は脱出することができるのか。
みたいな話です。
この映画のすごいところは
最初から最後までずっと棺の中のシーンだけでストーリーが進んでいくんですよ。
第三者の動向とか、回想シーンに入ったりとかは一切ないです。
そこら辺はほんとに徹底されてるので見てるこっちが息苦しくなってきます。
たまらず部屋の窓開けたらすごい勢いで雨が振り込んできました。(アホの子)
閉所恐怖症の人は絶対見ない方がいいです。
ラストは賛否両論みたいなんですが自分的にはこれしかないよなって感じでした。
「まじかぁぁぁぁ!!」とか叫びまくってましたけど。
深夜二時に、一人で。
半分ぐらい見終わってからふと思ったことがありまして
こんなにも主人公は不自由な状態でがんばってるのに
おれはベッドの上でだらだらと寝転がっていていいのかと。
そこで考えました。
主人公と同じ目線から映画を見ることができる画期的な方法。
言葉では説明しずらいので図で説明します。
壁とベッドの間にスッポリはまることにより
身動きの取れないもどかしさをリアルに体感できるわけです。
みなさんも自宅でリミットを見るときはぜひ試してみてください。
難点としてはトイレに行きたくなっても行けないところです。
あと挟まってるところをお母さんに見つかったら
「ちょっと楽しい所に行こっか」と言われて
お医者さんがたくさんいる場所に連れていかれる可能性あり。