男には戦いを避けてはならない時がある
会社からの帰り道
謎の腹痛に襲われどこかにトイレはないかと探したところ
近くにコンビニを見つけたのでそこでトイレを借してもらうことにしました。
なんとか最悪の事態は免れトイレから出ようとすると
ドアの前に一組のカップルが立っていました。
どうやらトイレが空くのを待っていたようで
おれがトイレから出るや否や女性の方が素早く駈け込んでいきました。
こんな一言を残して。
カップル女「臭かったらどうしよ~!(大音量)」
グサリ。
胸の辺りにある何かに刃が突き刺さる音が聞こえた。
カップル男「ずっと息止めてればいいじゃん~!(爆音)」
スパーン。
さらにその何かを真っ二つにたたっ斬られたような気がした。
・・・。
その時、脳から一つの指令が下った。
『今すぐこいつらをやれ』と。
たぶんアナキンがダークサイドに落ちた時もこんな気持ちだったんだと思います。
おれ「ちょっと待てと・・。
本人がいる前でそうゆうことを言うのはモラルに欠けるんじゃないのかと。
そもそもうんこなんだから臭くないわけないだろと。
フローラルな香りのうんこが存在するとでもいうのかと。
てめぇの物差しで人のうんこの臭さを計るなよ!!」
って心の中ですごい思ってやりましたよ。
ですが
それだけでこの件を水に流すなんてことはできません。
目には目を。
歯には歯を。
うんこ臭いにはうんこ臭いをです。
ということで題して。
『T(てめぇの)U(うんこも)K(臭いんだぞ)作戦』を決行することに。
作戦内容はターゲットがトイレから出てくるタイミングを見計らい
大げさに咳き込むことによりてめぇのうんこも臭いんだぞと暗に伝えることで
メンタル面への攻撃を仕掛けるというものである。
獲物を待ち構える狩人のようにじっと雑誌コーナーにて息を潜める。
するとドアノブが回され今にもやつがその姿を現そうとしている。
ガチャッ。
(今だっ!!)
おれ「ゴホンッ!ゴホンッ!」
よし、これは完璧に決まった!
今頃はダメージに耐えきれずもんどりうってるに違いない!
カップル女「お待たせ~!」
カップル男「おめぇ化粧長すぎだし~!」
まさかの・・化粧直し・・。
トイレには~
それは~それはきれいな~
女神さまが~おるんやでぇ~(泣崩)