生と死と浮気
浮気。
それは常識的に考えて人としてやってはいけないことだろう。
しかし
とある人物の浮気論を聞かせてもらってからは
自分の考え方を変えざるをえなくなってしまいました。
ある日、女性の先輩と話していると
『浮気についてどう思うか』
そんな話題になったときのことです。
先輩「男と女では浮気をする理由に大きな違いがあるんだけど、それって何だと思う?」
返答に困っていると先輩は話を進めてくれました。
先輩「生物学的な話になるんだけど、男はとにかくより多くの遺伝子を後世に残さなくてはならないからで、女は数多くの遺伝子の中からより優れた遺伝子を選ばなければいけないから」
ということらしいです。
先輩「だとすると女は男の浮気を許すものって考え方も間違ってはないのかもしれない。反対に男は女の浮気を知ったらそれはもう諦めるべきなのかもね」
以上が先輩の浮気論である。
ここでおれは無難な返事をしていればよかったものを
先輩にいらん質問をしてしまったせいで
この世の真の恐怖というものを体感することになりました。
おれ「じゃあ先輩は彼氏が浮気しても許すんですか?」
先輩「殺すよ(真顔)」
何かがおかしい。
今までの流れからは想像もつかない単語が飛び出してきた気がする。
きっと聞き間違えたんだ!と自分に言い聞かせ先輩に聞き返してみる。
おれ「・・・えっ?」
先輩「“あれ”切りとって二度と同じ真似が出来なくするかな(笑顔)」
おれ(・・・がた)
(がたがたがたがたがたがた)
西野カナ状態でした。
会いたいという気持からではなく
この場から一刻も早く逃げ出したいという気持ちからの震えです。
そこから先の記憶はありません。
浮気についてどう思うか?
今後、誰かに問われることがあればこう答えます。
命(タマ)が惜しくなければやってもいいと思います。